自転車保険の義務化広がる!加入は絶対必要?分かりやすく解説

2020年4月1日より東京都で自転車保険加入が義務化

2020年4月1日より、東京都では自転車保険の加入が義務化されました。

大阪府や神奈川県などでは、すでに加入が義務化されているワン。
また、この動きは全国に広がっていて、今後加入が義務となる都道府県は拡大していくと思うワン。

そうなんだ!でも確かに、自転車事故で相手を死傷させて、とても高額な賠償金を払うことになった事例があるみたいだよね。

そうだワン。
過去には下記のような賠償事例があるワン。

自転車事故による過去の賠償事例

  • 平成25年 神戸地方裁判所
    自転車走行中、歩行者と衝突し、歩行者は意識不明に。
    賠償金額 約9,500万円
  • 平成15年 東京地方裁判所
    自転車で片手運転中、歩行者に衝突。歩行者は数日後に死亡。
    賠償金額 約6,800万円
  • 平成19年 東京地方裁判所
    自転車で信号無視をし、歩行者と衝突。歩行者は数日後に死亡。
    賠償金額 約5,400万円

保険に入っていないととても払えそうもない額だね。
たまに、スマホをいじりながら自転車に乗ってる人とかを見かけるけど、本当に危険だね。

そうだン。
免許が不要で手軽に乗れてしまう自転車だけど、気を付けないと自分も相手も取り返しのつかないことになってしまうワン。

自転車保険の加入は必要?加入中の保険で補償されているかも!

自転車保険の加入が義務化されたなら、加入しないといけないよね。

そうだワンね、でもその前に、あすかは『個人賠償責任保険』には入ってないワン?

個人賠償責任保険??
う~ん、あまり聞いたこと無いな。私が入ってるのはマンションの火災保険とか、医療保険くらいだったと思う。

個人賠償責任保険は、火災保険や自動車保険などの特約として加入する保険だワン。
もしそれに入っていれば、自転車事故の賠償請求についても補償してくれるから、わざわざ自転車保険に入らなくても大丈夫だワン!

へ~そうなんだ!それなら、自転車保険と個人賠償責任保険っていうのは何が違うの?

『自転車保険』は、自転車事故について、相手への損害賠償請求を補償してくれる他、自分のケガや自分の所有物についても補償してくれるワン。

『個人賠償責任保険』は、自転車事故の他、日常生活のあらゆる場面で起きた相手への賠償責任について補償してくれるワン。
でも、自分のケガや自分の所有物については補償してくれないワン。つまりその名の通り、賠償責任についてのみ補償してくれる保険という事だワン!

そうなんだ、ちなみに自転車保険は、自転車事故以外のことは補償してくれないのかな?

どこまで補償してくれるかは、その保険商品によワン。
一般的に、補償範囲が広がれば、その分保険料も高くなるワン。

なるほど。

自転車保険と個人賠償責任保険の補償範囲まとめ

内容/保険の種類 自転車保険個人賠償責任保険
自転車事故による
相手への賠償責任
自転車事故による
自分のケガなど
日常トラブルの
相手への賠償責任
商品による
日常トラブルの
自分のケガなど
商品による

自転車事故を起こした場合の賠償金に不安を感じているなら、まずは今入っている火災保険や自動車保険、医療保険などに「個人賠償責任保険」という特約が付いているかチェックだワン。
今付いていなくても、月々数百円程度で追加出来る事が多いので保険会社に確認してみると良いワン。

また、自転車保険や個人賠償責任保険は、家族一人が入っていれば全員が補償されるから、家族が入っている保険も チェックするワン!

※ちなみに対象となる家族とは一般に、「配偶者・同居の親族・別居の未婚の子」だワン。

そうなんだね、家に帰ったら保険証券を確認してみようっと。

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