【FP試験対策】住宅ローンについて
住宅購入は、生涯で一番大きな買い物ともいえるワンね。
そうだね、普通は、一括で払うなんてとても無理だよね。
そうワンね。なので今回は、住宅ローンについて勉強したいと思うワン。
目次
住宅ローンの利率
住宅ローンの金利には、下記の3種類があるワン。
- 固定金利…ローンを組んだ際の利率が、返済終了まで続く
- 変動型金利…市場金利に連動して、半年ごとに金利が見直される
- 固定金利選択型…最初は固定金利で始まり、一定期間経過後に変動型か固定かを選択する
住宅ローンの返済方法
住宅ローンの返済方法には、下記の2パターンがあるワン。
①元利均等返済
最初から最後まで、返済額が変わらない。
返済額の内訳を見ると、最初は多かった利息の割合が、徐々に減っているね。
②元金均等返済
最初から最後まで、元金の額が変わらない。返済額は、最初は多く、徐々に減っていく。
こちらの方は、最初の頃の支払いはきつそうだね。でも、あとから楽になっていく感じだね。
そうワンね。
ただ、「①元利均等返済」と「②元金均等返済」では、支払総額は「②元金均等返済」の方が少なくなるワン。
最初から元金を減らさず払っているもんね。
きつい分トータルの金額はお得になるわけだね。
その通りワン。
住宅ローンの種類
住宅ローンは、銀行などの民間金融機関が扱う「民間住宅ローン」と、自治体などが扱う「公的住宅ローン」があるワン。ここでは、有名な2つを紹介するワン。
住宅ローンの種類① フラット35
フラット35って、よく聞くよね。
そうワンね。一般的に利用されることが多いのがこのフラット35ワン。
【フラット35の特徴】
・住宅金融支援機構と民間金融機関との提携によるローン
・固定金利(融資時点の金利を適用)
・返済期間は最長35年
・親子リレー返済(親のローンを子や孫が引き継ぐ)ができる
・申込時の年齢は70歳未満が条件(親子リレー返済を利用する場合はそれ以上も可)
・融資限度額は8,000万円(購入価格以内)
住宅ローンの種類② 財形住宅融資
財形住宅融資は、
・「財形貯蓄」を1年以上行っている
・財形貯蓄残高が50万円以上ある
という2つの条件を満たす人が対象として受けられる融資だワン。
「財形貯蓄」っていうのは何?
「財形貯蓄」とは、給与天引きの貯蓄制度で、
・一般財形貯蓄
・財形住宅貯蓄
・財形年金貯蓄
の3種類があるワン。この3種類のうち、どれを行っていても財形住宅融資を受けることが出来るワン。
【財形住宅融資の特徴】
・利用できるのは、財形貯蓄を1年以上行っており、その貯蓄残高が50万以上ある人
・5年固定金利制(5年ごとに金利が見直される)
・融資限度額は、財形貯蓄額の10倍以内で最高4,000万円(購入額の90%以内)
住宅ローンの「繰上げ返済」
繰上げ返済とは、当初の返済計画とは別に、一部または全部を払ってしまい、毎回の返済金額、または返済期間を減らす(短くする)ことだワン。
【期間短縮型】…毎回の返済額を変えず、返済期間を短くする。
【返済額軽減型】…返済期間を変えず、毎月の返済額を減らす。
繰上げ返済は、早い時期にやればやるほど、トータルの利息額を減らすことが出来るワン。
なるほど、臨時収入が入ったときなんかに行ったら良いかもしれないね。