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私的保険と公的保険
保険はまず、「私的保険」と「公的保険」に分類されます。
私的保険とは、民間の保険会社が運営する保険です。
自動車保険や生命保険、様々な保険があり、私たちが自分のライフスタイル等に合わせて自ら加入する保険です。
公的保険とは、国などが運営する保険で、主に健康保険や労働保険などです。
加入が義務であったり、会社で手続きを済ませてくれたりするのがほとんどなので、あまり加入を意識することは少ないかもしれません。
では、その私的保険と公的保険について、さらに細かく分類していきます 。
私的保険
保険業法では、私的保険を下記の3つに大別しています。
①生命保険
生命保険会社が取り扱う保険です。
保険料が掛け捨ての定期保険、保険期間が一生涯の終身保険、貯蓄性のある養老保険などが該当します。
②損害保険
損害保険会社が取り扱う保険です。火災保険や地震保険、自動車保険などが該当します。
③傷病疾病保険
生命保険会社、損害保険会社どちらも取り扱うことが出来る保険です。医療保険やがん保険、海外旅行保険などが該当します。
公的保険
公的保険は、国などが運営する保険です。
公的保険の種類は、大きく4つに分けられます。
①医療保険
健康保険(会社員が加入)、国民健康保険(自営業者が加入)などのことです。
私たちが病院で治療した際、診療費の負担が2~3割で済むのは、この保険に加入している為です。その他、出産したとき等、さまざまな手当があります。
②介護保険
40歳以上の人が加入する保険です。40歳を過ぎたら、健康保険料に上乗せするような形で保険料を支払います。
40歳以上の人が、要介護状態・要支援状態となり一定の条件を満たした時に給付が受けられます。
③年金保険
国民年金と、厚生年金保険(国民年金の上乗せ)があります。原則として65歳から給付される老齢給付の他に、障害給付や遺族給付があります。
④労働保険
労働者災害補償保険と雇用保険の2つがあります。
労働者災害補償保険は、労働者の業務上の災害による傷病を事業主に代わって補償します。
雇用保険は、失業してしまった時に賃金の一定の割合などが支払われる求職者給付などがあります。