今、新型コロナウィルス感染症の拡大を防ぐため、不要な外出の自粛、休校、在宅勤務(テレワーク)の推奨など様々な対策が行われているワン！

そう、私の会社でもテレワークにしようかって話が出てるんだけど、家にパソコンが無い人も結構いるから、困ってるんだよね…。

テレワークの出来る環境を整えるのは、それなりの費用がかかるワンね。
そんな中、今注目されているのが「事業継続緊急対策（テレワーク）助成金」だワン。この助成金は、東京都に事業所がある会社(東京都に納税している会社)限定の助成金なので、今回はその対象の方に向けたお話だワン。

私の会社も都内にあるから申請できるかな？
それはどんな助成金なの？

この助成金の特に注目されているところは、助成率が100％というところと、パソコンなどのハードウェアも助成対象に含まれるというところだワン。
この２点は、様々な助成金がある中でとても稀な事なのだワン。

そうなんだ！助成率が100％っていうのは、かかった費用全て負担してくれるって言う事？

助成対象の費用であればそうだワン！
ただし、上限は250万円だワン。
また、ポイントとして、期間によって料金設定のあるもの(セキュリティソフト利用料など)は最長3か月分までの支給となる事や、パソコンなどの機器は一点につき10万円未満のものに限られる事などがあるワン。
詳しくは、「(公財)東京しごと財団」のホームページに募集要項などが詳しく記載されているワン。

そうなんだ！まずは募集要項などをチェックだね。

そうだワンね。
募集要件は、そんなに難しい要件ではないので、中小企業であればほぼ該当すると思われるけれど、応募の前に必ずチェックだワン。
この助成金は2020年３月６日より受付が始まっているのだけど、大変に人気があるらしく、また、予算がなくなり次第終了になるので、応募するのなら早いほうが良いワン。
ホームページに記載の受付期間は、2020年5月12日までだワン！
あと、応募要件のひとつに、「東京都が実施する【2020TDM 推進プロジェクト】に参加していること」というのがあるワン。

【2020TDM 推進プロジェクト】？

【2020TDM 推進プロジェクト】は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた、大会時の交通混雑緩和を目指すプロジェクトだワン。
「2020TDM推進プロジェクト運営事務局」のホームページから参加申し込みが出来るワン。
参加したからといって、何か強制的にやらないといけない事があるわけではなく、むしろ大会時の混雑予測情報などをいち早く提供してもらえたりするので、参加することに損はないワン！

人気がある助成金なら、急いで応募しなくちゃ！さっそく会社に確認して今日中に応募しようっと！

あすか、応募要項などをきちんと見たワン？
助成金の申請には、必要書類が沢山あるワン。

えっそうなの、必要書類までまだちゃんと見てなかった。

必要書類の詳細は、募集要項に記載されているワン。
「支給申請書」などこちらで作成するものと、「納税証明書」や「印鑑証明書」など、都税事務所や法務局で発行してもらうものがあるワン！

そ、そうなんだ…。

「支給申請書」など作成が必要な書類については、先ほどの「(公財)東京しごと財団」のホームページから、様式や記載例がダウンロード出来るから、それを基に作成するワン！

なるほど、ホームページからダウンロードするんだね。
あと印鑑証明とかは取りに行くとして、他にも必要書類があるのかな？

他にも、「テレワーク環境構築図」や、「申請対象の機器等の見積書」、労働者２名分の「雇用保険被保険者資格取得等確認通知書(事業主通知用)写し」などいろいろとあるので、準備するには早くとも数日かかると思うワン。

そ、そうだね…。見積書とかも業者から取り寄せないといけないもんね。

そうだワン！また、必要書類の提出方法は郵送のみになっているワン。
受付締切日の5月12日は、「消印の日付」ではなく「書類の到着日」となっているので、そこにも注意だワン！

そっか。とりあえず、募集要項をきちんとチェックして、1つづつ準備していくことが大事だね。

そうだワンね。今日は取り急ぎ、助成金のお話をさせてもらったワン。
一刻も早く、新型コロナウィルス感染症の拡大が終息に向かうことを願うワン。

うん、一人一人が気を付けて過ごさないとだね！