異例!ソフトバンクGが赤字予想を7,500億円から9,500億円に2度目の下方修正!原因は?
4月30日、ソフトバンクグループが、2020年3月期の決算における最終損益の予想を、9,000億円の赤字と発表しました。
約2週間前である4月の半ばには、7,500億円の赤字との予想を発表しており、わずか2週間で1,500億円もの修正が入りました。
修正となった原因や、多額の赤字の原因は何なのか、簡単にまとめてみました。
目次
ソフトバンクグループが赤字を下方修正した原因は?
下方修正することとなった原因は、投資事業の損失が膨らんだのが原因のようです。
やっぱりコロナウィルス感染症の拡大が影響しているのかな?
そのようだワン。
ソフトバンクGが巨額の資金を投資している、「ウィーワーク」の経営悪化の損失が、当初の見込みよりも増えたようだワン。
ウィーワークって、シャアオフィスを運営する会社だよね。
たしかにコロナ騒動のせいで、最近は自宅勤務などが推奨されているから、シェアオフィスの運営は大打撃を受けそうだね。
そうだワン!ウィーワークについては、過去の記事で詳しく解説しているので気になる方はチェックしてほしいワン!
【過去の記事】
ソフトバンクG倒産危機!?その理由は?分かりやすく解説
ソフトバンクグループは、去年の決算では1兆4,000億円もの黒字を出しており、赤字となるのは15年ぶりです。
また、赤字の額は過去最大となる事が予想されます。
ウィーワーク以外の投資先は大丈夫?
ソフトバンクグループは、多くの企業に多額の資金を投資をしています。
話題となっているのは、「ウィーワーク」をはじめ、米ライドシェア大手「ウーバー・テクノロジーズ」や、インドのホテル運営会社「OYO(オヨ)ホテルズアンドホームズ」などがあります。
ウィーワークについては過去の記事で取り上げているので、
今日は「ウーバー・テクノロジーズ」と「OYO(オヨ)ホテルズアンドホームズ」について解説していきたいと思うワン!
「ウーバー・テクノロジーズ」とは?
ウーバー・テクノロジーズとは、自動車配車のウェブサイト、および配車アプリを運営するアメリカの企業です。
現在は世約70か国で展開しています。
通常のタクシーの配車に加え、一般人が空き時間に自分の車で他人を運ぶ仕組みが構築されているのが特徴です。
日本では、ウーバーイーツが有名だよね!
ウーバーイーツも、ウーバー・テクノロジーズが展開しているサービスだワン。
こちらはみんなが知っている通り、一般の人が空き時間を使って、お店に注文が入った料理をお客さんのもとへ運ぶシステムだワンね。
空き時間を使ってお小遣い稼ぎが出来るって、人気になっているよね。
その一方、配達の際に料理がこぼれているというクレームが出たり、配達する人が犯罪に巻き込まれたりなど、問題点もあるみたいだね。
ウーバー・テクノロジーズは、売上を急激に伸ばし続けているのにも関わらず、損益は赤字続きとなっています。
2019年10~12月期の決算では、最終損益が約1,200億円の赤字と発表があり、これで7四半期連続で赤字となりました。
どうやらアプリ利用者の手数料などだけでは、収入が足りないようだワン。
「OYO(オヨ)ホテルズアンドホームズ」とは?
「OYO(オヨ)ホテルズアンドホームズ」とは、インドに本社を置く大手ホテルチェーンです。
ホテルのほか、住居やワーキングスペースなどを展開も展開しています。
日本では、「OYO LIFE(オヨライフ)」という賃貸サービスを展開し話題を集めました。
しかしこの、日本で展開した「OYO LIFE(オヨライフ)」という賃貸サービスは、トラブルが相次いでいるようだワン!
トラブル・苦情が相次いている「OYO LIFE(オヨライフ)」とは?
「OYO LIFE(オヨライフ)」とは、いわゆる転貸の賃貸サービスです。
通常部屋を借りる時は、不動産会社に行って契約書を取り交わしたり、いろいろな手続きがありますが、この「OYO LIFE(オヨライフ)」では、ホテルのようにネットで部屋を選ぶだけで住むことが出来る仕組みになっています。
また、水道光熱費やWIFI使用料も家賃に含まれているようです。
部屋を借りる人にとっては、とっても便利で良さそうだけど…どうしてトラブルが相次いでいるの?
どうやらトラブルは、大家さんとの間で多く起きているようだワン。
「OYO LIFE(オヨライフ)」は大家さんから部屋を借りて、その部屋を希望者に貸すという、いわゆる転貸を行う事業なのだけど、「OYO LIFE(オヨライフ)」が大家さんに提示する契約の内容が、大家さんにとってとても不利なもののようだワン。
そうなんだ!どんな内容なの?
たとえば、大家さんから部屋を借りておきながら、入居希望者がいなかった場合は、大家さんに家賃を払わずに契約解除できるような文言が記載されているようだワン。
そ、それは大家さんに不利だね…。
また、そもそも大家さんから借りた部屋を入居希望者に貸すので、入居者は大家さんから直接借りるよりも高い賃料を払うことになるワン。
物件によっては、倍近くの値段設定になっているようだワン。
水道光熱費やネット代が含まれているとはいえ、それは高いね…。
そんな「OYO LIFE(オヨライフ)」ですが、運営会社である「OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN株式会社」は、2019年3月の決算では11億円の赤字となっています。
まとめ
新型コロナウィルス感染症の影響もあり、ソフトバンクグループの投資先の経営状況が悪化したことから、ソフトバンクグループは決算の予想を7,500億円の赤字から9,000億円の赤字へと下方修正しました。
ソフトバンクグループの2020年3月の決算の確定数字は、5月18日に発表される予定だワン!
今後の動きに注目だワン!
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