サラリーマンがネットで副業した場合の確定申告だワン!

あすかの画像

あすか:突然だけど、私最近アフィリエイトを始めたんだよね。

タロウ先生の画像

タロウ先生:アフィリエイトとは、ネット広告で稼ぐことワンね!

あすかの画像

あすか:そうそう。少しずつ収入が入ってきてるんだけど、収入が発生しだしたら、確定申告の事が気になり始めて…。

タロウ先生の画像

タロウ先生:そうだワンね。じゃあ今日は、そのお話をしたいと思うワン!

あすかの画像

あすか:よろしくお願いします!たしか、サラリーマンとか私のような会社員は、年間20万円以下の副業なら確定申告不要って聞いたんだけど。

タロウ先生の画像

タロウ先生:そうだワン!もう少し詳しく説明すると、副業の所得が20万円以下なら申告不要だワン。収入でなく、所得というのがポイントだワン!

あすかの画像

あすか:収入と所得って何が違うの?

タロウ先生の画像

タロウ先生:収入とは、稼いだお金の額だワン。
所得とは、そこから必要経費を差し引いた、実質的な儲けのことだワン。例えばアフィリエイトで25万円稼いでも、そのための経費として6万円使っていたら、25-6=19万円の所得という事になるワン。
この場合、20万円以下なので確定申告不要となるワン。

但し、副業がアルバイトなどの給与の場合、所得でなく収入が20万円以下かどうかで判断するワン!

あすかの画像

あすか:そうなんだ!ややこしいね。ちなみに、必要経費ってどんなものの事を言うの?

タロウ先生の画像

タロウ先生:そうワンね、例えば、アフィリエイトをやる為に必要なサーバ、ドメイン代、消耗品の購入などがそれにあたるワン。これはおよその額などではなく、実際にかかった費用で計算するので、領収証などを取っておき計算する必要があるワン。
領収証は証拠となりうるので、きちんと保管しておくワン。
また、水道光熱費などについては、生活に使用した部分の金額は計上できないワン。仕事のために使用したと明確に表せる場合のみ、経費として計上できるワン。

あすかの画像

あすか:そっか。じゃあ、自分できちんと計算して、20万円以下だったら確定申告しなくて良いんだね。

タロウ先生の画像

タロウ先生:そうだワン。ただ、この20万円ルールというのは所得税に関してのルールなのだワン。住民税の申告にはこの20万円ルールというのが無いワン。
アフィリエイト等の副業について、所得が20万円以下で確定申告をしなくて良いとしても、住民税の申告は必要になるワン。これは気を付けないといけないポイントだワン。

あすかの画像

あすか:アフィリエイトで稼いだ所得が20万円以下の場合、住民税の申告は必要ってことだね。

タロウ先生の画像

タロウ先生:そうだワン、ちなみにアフィリエイト収入は、「雑所得」もしくは「事業所得」に分類されるワン。
この2つの違いは何かというと、雑所得はその名の通り、給与所得、不動産所得などさまざまな種類に分けられた所得の、何にも該当しない所得の事を言うワン。事業所得は、継続・反復して行われる事業の所得を言うワン。
アフィリエイトは、趣味程度にやっているものなら雑所得、本気で仕事としてやっている場合は事業所得だワン。

あすかの画像

あすか:趣味か本気かって事か。なんだか判断基準があいまいだね。

タロウ先生の画像

タロウ先生:これは判断が難しいところなのだワン。
事業所得の場合、もし損失が出たら、給与所得と損益通算(利益と損失を相殺)できたり、青色申告控除などの優遇がある反面、きちんと帳簿を付けないといけないワン。雑所得は、帳簿の作成は必要ないけれど、損益通算出来ず、青色申告控除も受けられないのだワン。
きちんと帳簿をつければ事業所得の方がお得と思うかもしれないけれど、税務署が事業所得と認めてくれなかった場合には、修正申告することになるワン。だからこれはやはり「本気度」が重要なポイントだと思うワン。

あすかの画像

あすか:そっか、なんだか雑所得で申告したほうが無難な感じだね。もっと収入が増えたら考えようかな。なんとなく分かったよ。今日もありがとう、タロウ先生。

タロウ先生の画像

タロウ先生:どういたしましてだワン!

Follow me!