【FP試験対策】10種の所得その③利子所得

利子所得とは?

タロウ先生:利子所得とは、 個人が得た下記のような所得を言うワン!

預貯金、公社債の利子
合同運用信託公社債投資信託及び公募公社債等運用投資信託の収益の分配

あすか:へぇ~、私たちに身近なものでいうと、預金の利息とかが利子所得になるんだね。そういえば、預金の利息の所得税なんて気にしたこと無かったなあ。

タロウ先生: 利子所得は原則、 その支払を受ける際に所得税等が源泉徴収され、これにより納税が完結する 源泉分離課税の対象なのだワン。なので、確定申告などの必要が無いワン!
ちなみに源泉徴収される額は、20.315%(所得税・復興特別所得税15.315% + 地方税5% )だワン。

あすか: なるほど、私の預金に入金されてた利息は、すでに所得税等が引かれた金額だったんだね!

タロウ先生:そうだワン!
ただし、下記のものについては注意が必要だワン!

国外で支払われる預金等の利子等は、海外の金融機関のため源泉徴収できないので、確定申告が必要です。この場合の課税方法は総合課税です。
平成28年1月1日以降に支払いを受ける特定公社債等の利子等については、その支払を受ける際に所得税等が源泉徴収されるとともに、申告分離課税の対象となりますが、確定申告しないことを選択することもできます。

利子所得の計算について

タロウ先生:利子所得については、 利子等の収入金額(源泉徴収される前の金額)が、そのまま利子所得の金額となるワン!

あすか:なるほど、他の収入と違って、必要経費を引いて所得額を出したりせずに、収入額=所得額なんだね。

タロウ先生:そういうことだワン!



※この記事は、2020年2月現在の情報をもとに、個人の所得についての税制を説明したものです。

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